
高城神社とは?歴史と祭神の紹介
龍造寺家晴公・菅原道真公を祀る由緒ある神社
長崎県諫早市高城町に鎮座する「高城神社(たかしろじんじゃ)」は、地域の歴史と深く結びついた由緒正しい神社です。祭神には、諫早家の初代当主である龍造寺家晴公と、学問の神様として全国的に知られる菅原道真公が祀られています。

龍造寺家晴公は、戦国時代の名家・龍造寺氏から分かれた諫早家の祖であり、地元の政治・経済・文化の発展に大きく貢献した人物です。菅原道真公との組み合わせは、地域の守護と学問成就のご利益を併せ持つ、非常にありがたい存在として崇敬されています。
明治15年に創建、「新宮さん」として親しまれた神社
高城神社は明治15年(1882年)に創建され、当初から地域の人々の信仰を集めていました。地元では親しみを込めて「新宮さん(しんみやさん)」とも呼ばれ、今でもこの愛称で呼ぶ年配の方も多くいらっしゃいます。
当時の社殿は、諫早城址に隣接する場所に建てられており、まさに城下町を守る神社としての役割を担っていました。
昭和の大水害を乗り越えた歴史
昭和32年(1957年)に発生した「諫早大水害」により、高城神社も甚大な被害を受けました。社殿や境内の多くが損壊し、一時は存続が危ぶまれたものの、地域住民の支援によって復興が進められました。

昭和35年(1960年)には現在地に移築され、新たな信仰の場として再出発を遂げます。この復興の歴史は、神社に訪れる人々に勇気と希望を与えてくれるエピソードの一つです。
境内の見どころ紹介
大鳥居・大灯籠・狛犬など歴史を感じる造形美
高城神社の入口に立つ「大鳥居」は、その大きさと存在感で訪れる人々を圧倒します。鳥居をくぐると、左右に「大灯籠」が設置されており、荘厳な雰囲気を演出しています。

境内にはさらに、「狛犬(こまいぬ)」や「猩々(しょうじょう)」と呼ばれる石像なども配置されています。猩々は伝説上の霊獣で、長寿やお酒の神として知られ、神事にも深く関係しています(※石像の存在は参拝者の口コミによる案内で、公式記録では未確認のため参考情報としてご紹介します)。
四季折々の彩りを楽しめる「花手水」
高城神社のもう一つの魅力が、「花手水(はなちょうず)」です。手水舎に季節の花々を浮かべるこの演出は、見た目に美しく、癒し効果も抜群。桜や紫陽花、紅葉など、訪れる季節によってまったく違う表情を見せてくれます。
特に写真映えするスポットとして、SNSを通じて若い参拝者の人気も集めており、花手水の時期には参拝者が増える傾向もあります。実施は不定期であるため、訪問前にSNSや観光サイトで最新の状況を確認するのがおすすめです。
こじんまりとした静寂の空間
高城神社は、広大な敷地を持つ大社とは異なり、コンパクトで静かな空間が魅力です。喧騒から離れ、ゆっくりと心を整えたいという方にはぴったり。鳥のさえずりや木々のざわめきを聞きながら、心穏やかに過ごすことができます。
高城神社のアクセス情報
公共交通機関でのアクセス
高城神社は交通の便が良く、観光ルートに組み込みやすい立地が魅力です。
- 島原鉄道「本諫早駅」から徒歩約7分
- JR「諫早駅」から徒歩約12~15分
電車を利用しての女子旅・一人旅にも最適で、途中の商店街や歴史ある町並みを歩きながらの参拝も楽しめます。
※住所:長崎県諫早市高城町1‑5
※電話:0957-22-0650
https://www.takashiro-jinja.com/
車・レンタカーで訪れる場合(駐車場情報)
高城神社には境内におおよそ10台分の駐車スペースがあります。観光シーズンでも比較的空いていることが多く、レンタカーでの移動にも便利です。
また、周辺には「市営高城駐車場」などのコインパーキングもあり、料金は以下が目安となります。
- 30分ごと:110円
- 最大料金(5時間超~24時間以内):1,100円程度
一部コインパーキングでは24時間最大500円の場所も確認されています。ナビに「高城神社 諫早」と入力すれば迷わずアクセス可能です。
御朱印・お守りについて
高城神社では、参拝の証として御朱印をいただくことができます。御朱印は拝殿脇の社務所で受け付けており、墨書と朱印が美しく記されています。
- 受付時間の目安:9:00〜16:00(※不在時や祭事中など受付が休止の場合あり)
お守りの種類も豊富で、学業成就、家内安全、交通安全など、多目的に対応したものが揃っています。特に龍造寺家晴公・菅原道真公を祀ることから、合格祈願・文運向上に関するご利益が期待されるとされています。

訪問前に電話確認を行うとより安心です。
高城神社周辺のおすすめ観光スポット
諫早公園|歴史ロマンを感じる散策スポット
高城神社のすぐ近くには「諫早公園」があり、かつての諫早城の名残を今に伝えています。石垣や遺構が一部残され、春には桜の名所としても人気を集めています。
城好き、歴史好きの旅行者にとっては絶対に立ち寄りたいスポットです。高城神社とセットで訪れれば、戦国時代の空気を肌で感じることができるでしょう。
眼鏡橋(諫早市)|諫早の歴史を感じるもう一つの名所
諫早市内にある「眼鏡橋」は、長崎市の眼鏡橋と同様、2連のアーチが美しい石橋です。高城神社から徒歩圏内にあり、周辺の自然と一体となった風景は、写真映えスポットとしても注目されています。
橋の周辺では、鯉が泳ぐ姿も見られ、歴史と自然の調和が魅力のひとつです。
まとめ|歴史と癒しが交差する、心に残る神社体験を
高城神社は、諫早市の中心部にありながら、喧騒から離れた静けさと歴史の深さを感じさせてくれる場所です。龍造寺家晴公と菅原道真公という由緒正しい祭神を祀り、災害からの復興を経て今日に至るまで、地域とともに歩んできました。
花手水の美しさ、境内の落ち着き、御朱印やお守りなど、心を癒す要素が随所に散りばめられています。アクセスも良好で、公共交通・車どちらでも訪問しやすく、観光ルートへの組み込みも簡単です。
